「買ったら成功!」ではない。事業承継の成否が問われるのは30年後だ

「M&Aで会社を買いました!事業承継に成功しました!」という本や記事が増えてきた。

それを大々的にPRする、M&Aの仲介会社も増えてきた。

 

ブームが起こり、事故が起こる、、、悪い兆候だと思う。

こういう本や記事が増えると、売手や仲介者は儲かるかもしれないが、

真面目な創業者や承継者にとっては、不幸な結果になってしまうことが多い。

 

・・・それは、創業者や承継者にとっては、真実ではないからだ。

 

不動産に例えて考えると、よくわかる。

 

「不動産を○億買った!成功した!」という本や記事は、数年前から大量に出ていた。

が、、、その後、購入者はどうなっただろうか?

 

○○の馬車でシェアハウスを買った人も、

「買った。成功した!」と言っていた。

 

××銀行の不正融資に乗り、価値のない不動産を買った人も、

「買った。成功した!」と言っていた。

 

だが、結果は???

・・・皆さんご存知の通りである。

 

ある人は会社を辞める羽目になった。

ある人は自己破産した。

自殺者まで出ているようだ。

 

 

上記の例で「成功した!(儲かった)」のは、売手と、仲介会社だけだ。

正確には、「(ゴミ物件を、違法な詐欺行為で高値で)売った!成功した!」なのだ。

でも、それは本当の成功ではないのは明らかだ。

(バフェット氏の言う通り、「誰が裸で泳いでいたかは、波が引けばわかる」ものだ。)

 

 

「(あなたも会社を買えば)成功できますよ!」という言葉を聞いたら、気をつけた方がいい。

 

その言葉は、

「売れば金が手に入る。その後は、社員や取引先がどうなろうと、俺の知ったことじゃない」

という責任感の無い売手や、

「売買が成立したら仲介料がもらえる。その後のことなんて知らない」

という責任感のない仲介者が、好んで使う言葉だからだ。

(もしそういう人と出会ったら、私なら用心し、財布のひもを固く締める)

 

 

事業承継は、「買ったら成功!」ではない。

 

それは、長い挑戦の、最初の一歩にすぎない。

(買うだけなら、金さえ用意すれば、サルでも犬でもゴボウでもできる)

 

「承継後に会社を20年30年と残せるか?」

「顧客に同等以上のサービスや製商品を提供し続けられるか?」

「従業員に同等以上の給料を支払えるか?」

「全てのステイクホルダーを従来以上に満足させられるか、、、?」

企業の経営は、不動産とは比較にならないほど難しく、大きな責任も伴うのだ。

 

そして、最も大事なことは、「それを何年続けられるか?」だ。

 

事業承継として成功だったか、成否が問われるのは、

最低でも一世代後、つまり30年後だろう。

 

 

当機構は、「永久保有し(転売せず)、次の100年も事業を残す」前提で、

どの案件にも真剣に取り組み、提案し、承継している。

 

それが、我々が定義する「事業承継」であり、

創業者の想いを継ぐということであり、

次世代への社会的責任を果たすということであるからだ。

 

お金だけ残せればよい人や、自らの利益だけほしい人は、こちらからお断り。

 

大切な事業を、転売前提ではなく、安定した環境で末永く残していきたい創業者の方、

真剣に事業を継ぐ覚悟をし、経営者として挑戦しようという承継者の方、

次世代への社会的責任を、資産運用を兼ねて応援していこうという支援者の方、

 

そういう方なら大歓迎。いつでもご連絡下さい。