国家は破綻する

澤上会長と草刈氏の共著である

『金融バブル崩壊 危機はチャンスに変わる』

の売れゆきが好調なようだ。

 

 

さわかみグループの1社として、

当機構も同じ見解に立って活動しているので、

なんだかうれしく思う。

 

 

きっと多くの方が、我々と同様に、

今の相場動向に不自然さを感じ、

不安を抱いているためだろう。

 

 

そこで今回は、読者の方の参考になる本を1冊紹介しておきたい。

『国家は破綻する』(日経BP社)だ。

 

 

米国メリーランド大教授のカーメン・M・ラインハート氏と、

ハーバード大教授のケネス・s・ロゴフ氏の共著であり、

全588ページからなる大著だが、

興味のある方にはぜひ一読をお勧めしたい。

 

 

事業承継も含めて、

「広く、深く、遠く」子や孫の未来を見据えて生きている方や、

今後まだ50年以上生きることになるであろう若い世代の方々は、

この本を読んだか読まないかで、

人生が変わってくるかもしれない。

そのくらいの力作だ。

(まだ評価は早いが、後世において、

 大いに評価される本であろうと個人的には思っている)

 

 

なお、『金融バブル崩壊 危機はチャンスに変わる』の

冒頭のコメントにもあるが、

本著をお勧めするのは、危機感を煽るためではない。

 

 

歴史に学び、

今後発生するであろう危機を想定し、

その危機に事前に備えることが出来れば、

危機をチャンスに変えることが出来るからだ。

 

 

歴史から学ぶべきこととしては(本著に詳しく書かれているが)、

例えば下記の事実だろう。

 

 

・国家の破綻(デフォルト)は、稀なことではない

 (過去200年の平均でみると、10年に1度はデフォルトが起きている)

 (フランスやスペインも、各8回デフォルトを起こしている

  1度や2度ではないし、新興国だけの問題でもない)

 

 

・デフォルトが起こると、その対応策として、

 インフレ、預金封鎖、通貨切替、等が起こる

 (日本でも、年500%超のインフレが起こり、預金封鎖が実施された)

 

 

・多くの金融危機は、事前に懸念され、想定されていた

 想定されている危機は、いずれは起きる

 (オオカミ少年の話でも、最後にオオカミはやってきた)

 (This time is dirrefentは時の試練に耐えられていない。

  長い歴史でみると、ほぼ100%の確率で誤り、全敗だった)

 

 

・国家のデフォルトまでいかなくとも、金融危機は、

 先進国においても10年に1度以上起きている

 

 

・この世に新しいものなど存在しない

 (新しくみえるのは、忘れていたからだ)

 

 

では、個人としては、どんな対策が出来るのか?

 

 

いくつかの方法があるが、たとえばその1つとして、

当機構が提供していく予定の「ソーシャル運用」に

支援者として参加して頂くのは、

実はよい対策になるのではないかと思う。

 

 

当機構は、

「子や孫のために必要な企業」を承継し、

永久保有しながら長期目線で残していく。

 

 

それらの企業の大半は、中小企業ではあるが、

長い「時の試練」に現実に耐えてきた企業だ。

当然、いくつもの金融危機やデフォルトも、生き延びてきた企業なのである。

 

 

なぜ小さな中小企業が、それほどの危機を生き残れるのか?

 

 

簡単に言うと、金融バブルに踊らない企業が大半だからだ。

 

 

流行りのネット系やIT系企業、

あるいは金融バブルに踊りやすい不動産などとは、

本質的にその「質」が違うのだ。

 

 

真に皆さんの日々の生活を支える企業は、

バブルと遠いところにあることが多い。

(皆さんも、バブルだからと言って、

 日々の電気やガスの使用を増やしたり、

 1日に何倍も交通機関に乗るわけではないだろう?

 逆に、バブルが崩壊したからと言って、

 何も食べず、何も消費せずに生活するわけでもないだろう?)

 

 

巻き込まれなければ、バブルが弾けても関係ない。

 

 

だから、こういうバブルの時には、

資産を有効活用しながら置いておく、

よい避難場所になるのではないかと思う。

 

 

ただ、個人が良い未上場企業に、

しかも小口で投資を行う機会は、そうそうない。

簡単なことではないからだ。

 

 

それを、日本初の仕組で提供するのが、当機構の「ソーシャル運用」だ。

 

 

ただギラギラと自分だけの金儲けを追求する「ファンド」とは厳に一線を画し、

子や孫の未来のために必要な企業を残すという「社会貢献」を、

主な目的とする。

 

 

子や孫の未来を残すという目的のために資金を投じ、

資金に大いに社会をよくするために働いてもらった結果、

その副産物として、

自然に「そこそこのリターン」が得られてしまう。

(本来の投資とは、こういうものだ)

 

 

それが我々が提唱するソーシャル運用の仕組だ。

 

 

当機構が5000社の事業承継を行うために必要とする金額は、

わずか3000億円ほどに過ぎない。

 

 

そういう点では、我々が運用業者として投資家の方に提供できる投資機会は、

かなり限定的だ。

それは、国民が保有する金融資産1901兆円(2021円9月末)の、

0.015%にのみ提供できる運用機会でしかないからだ。

(より大きな上場株での資産運用は、さわかみ投信に任せよう)

 

 

だが、その3000億円の有無は、

子や孫の未来を大きく左右する。

 

 

そして、ひいては日本の未来を大きく左右することになる。

 

 

ソーシャル運用の仕組については、

2年かけて丁寧に準備を進めてきたが、

ようやく、本格的な募集を開始できる見通しが立ってきた。

 

 

永らくお待たせしてしまっている支援者の方々も含め、

もうしばらくの間、良書でも読みながら、

楽しみにお待ち頂ければと思う。

 

 

あなたの大切なお金を、

儲かればなんでもいいからとただ金儲けのために投じるのか?

それとも、子や孫のために投じるのか?

 

 

「投資」は、「投志」でもある。

運用ポートフォリオを見れば、

人の志向はだいたいわかるものだ。

 

 

そして、たとえ一人一人の投資額は少なくとも、

集まれば大きな金額になる。

 

 

その大きな資金は、世の中を変える力になる。

 

 

良い方向にも、悪い方向にも。

 

 

だから、子や孫の未来は、

あなた方一人一人の行動にかかっているのだ。

 

 

皆様に正式な募集のご案内を出来る日を、心から楽しみにしている。