事業承継と地方創生

9月は、地方銀行2行との提携発表を行うことができた。     当機構は、今後も全国47都道府県に、 それぞれ1行以上の提携銀行をつくっていく方針だ。     なぜか?     それは、第一に、地銀が 事業承継問題の重要なステイクホルダーであるからだ。     多くの地方銀行が、  

『米国はどこで道を誤ったか』

久々に、読み応えのある本に出合ったので、紹介しておきたい。 表題の、バンガード・グループ創業者であるジョン・C・ボーグル氏の著書である。     現代資本主義の矛盾点が、データを使ってとてもわかりやすく整理されている。 基本的には運用会社に関する指摘が多いが、 事業会社に通じる点も多く、 事業承継にも通じる内容なので紹介しておきたい。 & 

使命を果たす会社

先日の新聞に、目を引く記事が載っていた。     フランスが2019年に制定した新法に則り、 ダノン社が「使命を果たす会社(Entreprise à Mission)モデルを、 株主総会の承認を経て採択したのだ。     この「使命を果たす会社」というのは、 「株主価値の持続的向上と社会、環境問題解決の両立をはかること 

シンデレラストーリーは、ホンモノか?

最近、新聞などでM&A仲介会社の広告を見ることが多くなった。     きっと、中小企業の売買を仲介することで、 とても儲かっているから、 より儲けようと広告費をふんぱつしているのだろう。 (あまりよくない。典型的なバブルの兆候だ)     その広告は、大体こんな内容だ。 「次はあなたの中小企業が、世界的な大企業に買われ 

2つの「り」

今日は、当機構が大切にしている、 2つの「り」についてお話したい。     一件簡単で、 子供でもわかることのようであるが、 実は現代資本主義社会で生きる大人が、 この2つの順番を守って生きることは、 容易ではなくなってきているからだ。     1つ目は、「理念」の「り」である。     私は、下記 

うれしい誤算続きで大忙し

6月は、うれしい誤算が続き、異常なくらい多忙な一か月だった。     事業承継問題の根深さ、幅広さを再認識するとともに、 その事業承継問題をソーシャルビジネスとして解決しようという 当機構への共感や期待を実感できることも多く、 多忙ながら、とても充実した月だった。     たとえば、こんな3つの出来事があった。 &nb 

『事業承継プラットフォーム』出版

当機構の活動について記した書籍『事業承継プラットフォーム』 が、全国の書店やAmazon、楽天等で販売開始になった。     さわかみ会長の「長期投資家日記」 でも取り上げていただいたので、 既にご存知の方も多いかもしれない。     事業承継に悩む「創業者」、 やる気はあるけど一人では不安な「承継者」、 どう支援した 

SDGsの何番目?

先日、ある銀行の方から、こんな質問を受けた。     「御社がSDGsソーシャルベンチャーなのは、  よくわかりました。  私も、その通りだと思います。    それで、具体的には、  SDGsの何番目に該当するのでしょうか?」     前回も書いた通り、こちらとしては 「人として当たり前のことを、当たり前にや 

子や孫の未来に残したい企業、とは?

厳しい時こそ、物事の本質がよく見えることがある。     今のコロナ禍で、生活必需品を扱う企業が、 ないと困る企業と再認識されているのが、その好例だ。     これらは、コロナ流行の前には、 いずれも「儲からない」という理由で、 資本市場で不人気だった企業群だ。     食品、運送、生活用品、 交通 

命と経済、判断基準はポピュリズム

コロナウイルスは、人類含む他の生物と同様に、 必死に種として生存し、子孫を残し、 繁栄しようとしているだけだ。     だが、その行動は、人より賢いのかもしれない。     もしエボラウイルスのように、症状がすぐに表れ、 劇的な致死性を有していたら、人類はより劇的に対応した。 だから、エボラウイルスは、より早く抑えられ